受験指導を標榜しながら

 

平気で年末年始を休む厚顔無恥な塾

 筆者が信じられないのが、受験指導を標榜しながら平気で年末年始を休業する塾である(中には、大晦日だけに勉強会と称して受験生を集めてお祭りイベントを開催して手の込んだカモフラージュをする塾もあるが。)。受験生に対しては、普段から「お前たち受験生には盆も正月もない。死に物狂いで勉強しろ。」と偉そうに言っているくせに、指導する自分は平気で休んで正月を楽しむのである。特に、多くの高3生にとってその出来不出来がその後の人生を左右する大きな関門であるセンター試験を目前にした一番大事なこの時期に、受験生をほったらかして、自分は酒を飲みながらテレビのバカ番組を見て笑いころげているのである。情けないことに、大枚はたいてその塾に我が子を通わせている保護者のほとんどが、このことの欺瞞性に気が付いていない。筆者には、あとわずかで受験本番を迎える受験生を抱えていながら平気で休んで恥じないこのような塾の厚顔無恥さが到底理解不能である。教育関係者としての職業的良心が少しでもあるなら、年末年始を休むなどということはあり得ないことだ。いかにその塾の経営者が、塾というものをただの金儲けの手段としか考えていないことがわかるだろう。

賢明な保護者ならそのような欺瞞な塾に大切な我が子を通わせることがいかに馬鹿げたことかわかるはずだ。間違って子供を通わせているなら、今すぐにやめさせた方がよい。ところが実際は、そんな塾に通わせている保護者自身が我が子が受験生であることを忘れて正月休みに浮かれるのだろう。何とも情けないことだ。そんな親だから、その子供もお金を払って名前を書けば合格になるような3流大学に推薦で行くことしかできないのである。

 ちなみに、石川東大塾では年末年始も朝から晩まで毎日開けている。何も特別なことではない。受験生を預かる立場として当たり前のことである。

 いと楽し 生徒は受験 我は酒

 2015.12.12