当たり、当たり、また当たり!!そしてFランへ。

怪しい預言者の跋扈する世界)

  学習塾の業界には、学校内で定期的に実施される中間・期末試験はもとより校内模試までも、出題される問題を予想して見事に的中させる能力に優れた預言者がいるという。そういう預言者のいる塾にはその予想問題を手に入れようと入塾希望者が引きも切らないらしい。どうやらそういう預言者は、筆者のような凡人には想像もできないような超能力があるらしく、校内定期試験前になると今回はこういう問題が出るぞという神様からのお告げがあるらしい(実のところは、超能力どころか、非常に俗物的な力による酒池肉林の世界からのお告げなのだろうが)。筆者などは、塾業界に身を置いて5年半になるが、一度もそのような神様からのお告げを受けたことがない。まだまだ修行が足りないのだろう。

   ただ、不思議なのは、そのような霊験あらたかな預言者であっても、神様からのお告げがあるのはあくまで校内の定期試験だけであって、国公立大学の入試問題についてはお告げがないらしい。しかも、そのような霊力は学習塾業界に入ってから生まれるらしく、当該預言者自身の大学入試の頃にはまだ預言力が付いてなかったのだろう、自らは大した学校へは行っていない。どうせなら、自分が受験生の頃にその預言力を使って東大2次試験の問題を予想すればよかったのに(とは言っても、問題を解く能力はないから、問題が予めわかったところで解けないだろうが)。

   さて、校内での内申評価を上げようと、預言者から頂く霊験あらたかな予想問題に頼っている生徒に忠告しておこう。このようなことをやっていると、君が本来もっているささやかな思考力ですらだんだんと失われていき、やがては預言なくしては試験が受けられない状態になるだろう。その先に待っているのは、入試本番で今まで見たことのない問題を前にして、何をどう解いたらいいのかさっぱりわからないバンザイ状態であり、当然ながらの不合格である。そして、その先は、お定まりの大手予備校への(お金の)「運び屋さん」経由Fラン行きになるのである。

   筆者は、このような預言者ではないし、預言者になりたいとも思わないので、石川東大塾に来ても校内定期試験の予想問題を手に入れることはできないが、当塾では、校内定期試験であれ、校外模試であれ、そして大学入試本番であれ、いかなる問題が出されても自分の力で解ききるだけの学力をきちんと養成しているので、最終的に大学入試を一般入試で勝ち抜きたいと思う生徒諸君は、是非当塾へ来て、勉強してもらいたい。我々も全力で応えよう。

 預言者の 嬉しいお告げ Fランへ

 2019.3.26